公開鍵登録前のgpgファイルを復号する場合で、Windows環境ではない、
あるいはサンプルプログラムにあるexeファイルを信用できない時は、
直接Sessionkeys,dbを参照してセッションキーを取り出すことができます。
まず、最新のSessionkeys.dbをダウンロードしておきます。
Sessionkeys.db.gpgをダウンロードして復号しておく。これは復号できるはずです。
sqlite3コマンドラインを使う †
sqlite3コマンドラインツールを導入して、sql文を叩いてセッションキーを取り出します。
sqlite3.exe Sessionkeys.db 'select sessionkey from sKey where filename ="Tokyo_Encount_27.mp4.gpg"'
セッションキーページ内で書かれているsql関連の部分が理解できる人は説明不要でしょう。従って、これについては説明しません。
sqlに不慣れな場合は次項を参照してください。
sqlite3用のGUIツールを使う †
ここではwindows環境での説明をします。
他OSでもこういうツールはあると思うので探してみてください。
windows上でもたくさんのGUIツールがあります。
たとえば、PupSQLiteを利用した場合を説明します。
PupSQLを立ち上げて、Sessionkeys.dbを開きます。
- 左のペインでsKeyテーブルを選択してDBの内容を表示させる ①
- 検索ボタンを押して目的のgpgファイル名を入れて検索する ②
- 検索された行のセッションキーをコピーする ③
このセッションキーを使って
gpg --override-session-key セッションキー AAA.gpg
gpg --override-session-key 9:2B2FCBF37E0D919A52FC1E436C6A3EA96F7A132B0A1FDB095408389BB93E4E1E Tokyo_Encount_27.mp4.gpg
とすれば復号できる。
なお右上方のエクスポートボタンを使ってDBの内容をcsvファイルなどに変換出力できる。
これをファイルに保存しておくとテキストエディタなどで簡単に検索できるので便利。